火の鳥ラッピングアート(テント膜)贈呈式2021/07/19 6:24


『主催者代表挨拶』

7月18日(日)、火の鳥ラッピングアート(テント膜)贈呈式が飛鳥乃温泉中庭にて開催された。昨日から天気予報を気にはしていたが、雨雲レーダーで追跡しても生憎の雨・・・。梅雨の終わりを告げるであろう雨は、シトシトと降り続けていた。野志市長様をはじめ多くのご来賓の皆様がご参集の中、時計の針が11時10分を指した瞬間に贈呈式は幕を開けた。

2019年1月15日(←その時の様子はこちら)より、100年先に誇る我がまち松山のたからである道後温泉本館の保存修理工事がスタートし、特定建設工事共同企業体(門屋組・成武建設・富士造型)の地元3社による施工は、7年間という長期間に渡って協力会社一丸となって推し進めてきた。また、観光客の減少を抑えるために、施工しながら観光客も楽しめるといった配慮や様々なプレッシャーを感じる中でも施工業者ならではの新たな取組や発信にも寄与していかなければならない・・・。そんな背景の中、施工業者一丸となって道後温泉本館に訪れたすべての方々にワクワクしてもらえるよう、道後温泉を松山市の有名な観光地にした人物として知られる「伊佐庭 如矢」の当時の想いを込めて、当時こんな姿で道後温泉の建設工事に向き合ったと思われる法被姿で保存修理工事に臨み、現場監督並びに職人さんを見た観光客や地元の方々にハッピなだけに超ハッピーな幸せを手に入れることができるワクワク事業も推し進めてきた。

道後温泉本館保存修理工事が幕を開けてから半年後、観光客をはじめ道後商店街・近隣地域の皆様のご協力をいただきながら夜間作業の末、工事用の素屋根が完成し、「火の鳥」が描かれたラッピングアートが披露(←その時の様子はこちら)された。素屋根に施されたラッピングアートは、工事のために本館を覆う形で設置された素屋根の四方の壁面に道後温泉の歴史絵巻を配置し、上部を再生の象徴である「火の鳥」が大きく包み込むデザインとなっている。素屋根の長さは南北34m、東西19mで、最頂部の高さは20m。本館の東側から3分の1ほどをシートで覆う火の鳥ラッピングアートは、第1期工事である日本唯一の皇室の浴室・又新殿の完成をもって解体となる。施工期間の2年間、見守り続けてくれた火の鳥ラッピングアートをこのまま解体して破棄するというのも何とも勿体ない話なので、この度協議を重ねた結果、私の母校でもある道後小学校(15張)、湯築小学校(15張)で子どもたち・親御さん・先生たちの意識を高揚させ、さらに様々な場面で活躍し続けてくれるであろうテント膜へと生まれ変わった。「火の鳥」が形を変えて、これからも道後地域を見守り続けてくれること、100年先に誇れるテント膜となることに願いを込めて、門屋組・成武建設・富士造型 特定建設工事共同企業体から子どもたちへ贈呈されたのであった。

道後温泉保存修理工事もまだまだ道半ばですが、これまで道後温泉本館を見守り続けてくれた「火の鳥」に感謝するとともに、これからテント膜として大活躍してくれる「火の鳥」に敬意を表しています。松山市様をはじめ関係各位の皆様方、この度は大変お世話になりました。SDGsに参画できたことにも心から感謝申し上げます。引き続き、今後とも道後温泉本館保存修理工事のご協力をよろしくお願い申し上げます。

P.S.:本日は大変お足元の悪い中、火の鳥ラッピングアート(テント膜)贈呈式にご参加いただき、誠にありがとうございました。

 


『野志市長挨拶』

野志市長よりご挨拶が行われ、火の鳥が形を変えてテント膜としてこれから道後小学校・湯築小学校で活躍してくれることへの喜びの言葉が述べられた。また、SDGs未来都市・自治体モデル事業としても全国初の試みでもあり、17の目標の5つにも該当しているとの事。


『目録の贈呈』

3JVを代表して、私から道後小学校様・湯築小学校様の児童へ目録を贈呈させていただいた。テント膜30張の内、道後小学校(15張)・湯築小学校(15張)の内訳である。我が母校の道後小学校で使われることを想像すると、ワクワク感が抑えきれない・・・。今日は妻をはじめ現在道後小学校に通っている6年生の長女、4年生のツインズが目録贈呈の様子をじっと見ていた。100年先までテント膜が引き継がれていくことを切に願っております。


『感謝状贈呈』

野志市長様より我々施工業者に感謝状が贈呈された。保存修理工事がスタートして2年半が経過したが、無事故・無災害で今日の日を迎えられたことに心から感謝しています。感謝状、誠にありがとうございました。


『記念撮影』

雨の日でとても残念ではありましたが、無事に火の鳥ラッピングアート(テント膜)贈呈式が終了し、ホッとしている状況です。道後温泉保存修理工事もまだまだ道半ばですが、これまで道後温泉本館を見守り続けてくれた「火の鳥」に感謝するとともに、これからテント膜として大活躍してくれる「火の鳥」に敬意を表しています。松山市様をはじめ関係各位の皆様方、この度は大変お世話になりました。SDGsに参画できたことにも心から感謝申し上げます。引き続き、今後とも道後温泉本館保存修理工事のご協力をよろしくお願い申し上げます。